古神道の世界

古神道の世界

日本のいにしえを護る会では、日本文化の正しい継承を目標に、中庸の精神で研究やイベントの開催を行なっております。

以下は、過去に開催された「古神道の世界」イベントの情報アーカイブです。
今後、本イベントシリーズの継続開催も予定しています。


講師 竹埜 正

竹埜 正(たけの まさし)

山梨県南アルプス市吉田 豊郷總鎮守 諏訪神社 宮司 他二社兼務
長野県諏訪郡 乙事総社 諏訪社上社 宮司 他三社兼務

昭和51年 國學院大學文学部神道学科卒業
  同年 信濃国一之宮諏訪大社奉務、主に文化財維持及び御柱祭関連業務
平成12年 総務課長・祭儀課長兼任
平成15年 諏訪大社禰宜就任
平成17年 諏訪大社(29年間)を退職し帰郷
郷里の現任神社宮司を本務とし現在に至る


第1回 稲(イネ-命の根)からはじまる日本の文化

2018年10月28日開催

私たち日本人は、太古の昔、どのようにして自然や宇宙とつながっていたのか、日本人の生活に根付いている「もの・こと・ことば」がどこから来ているかを、「お米」から発する日本文化の世界観(古神道の世界観)を通して多くの人々に知っていただく貴重な講演イベントです。
諏訪大社で神官を長年務められた竹埜 正(たけの まさし)氏を講師に迎えて講演を行います。氏は御柱祭や杜づくりの担当として、重要な役割を諏訪大社にてされてきました。そのフランクなお話しぶりは多くの人を魅了することでしょう。
参加者とのセッションも交えながら、日本人のスピリチュアル観・宇宙観・文化観など、幅広く楽しく学んでいきます。

<講演内容(キーワード)>
【稲】 命の根、イ・ネ、日本人の命の糧、生命の根源、命の感謝
【祈り】 稲穂に祈りをこめて米に磨く、籾から玄米に、そして米に
【精米】 シラゲ、整う、磨かれたもの、光
【米】 米―祈り―安定-子孫繁栄(海の子)、米-貨幣
【酒】 栄える、神への祈り、神の子(童女)の食による醸造(神魂)カモス
【神酒】 オミキ、おのれの身を清む
【歯】 噛む(口・止・米)、咀嚼(顎と歯の鍛え)、同化する
【塩】 潮、水と朝、自然との調和と法則、月経、受胎による生命の誕生
【杜】 杜が海を作る、自然の貯水池、米/田/溜池、米が海を作る、大自然の循環


第2回 ケガレと祓い

2019年3月17日開催

神社にお参りする時、手を洗い口をすすぎます。神聖な場所へ身を綺麗にして入ることは、多くの人が本能的にごく自然に感じています。そして神聖な場所ではさらに心も身体も清まり、「ケガレ」が「祓われ」、また新しく生まれ変わるようにも感じます。
そもそも「ケガレ」とは何なのでしょうか?それを「祓う」ということはどういうことなのでしょうか?他の文化や宗教における「けがれ」的な存在と、日本文化(神道)における「ケガレ」には、どのような違いがあるのでしょうか。
実はそこには神道の持つ陽気でかつ多様性を受け入れる精神性が隠れています。全てを肯定的にみなそうとする明るい雰囲気の神道観には、現実的な大自然に根差して生きようとする力強い生命観があふれているのです。
日本人が分かっているようで知らない「ケガレ」と「祓い」について、そしてそれらに関わる壮大な古神道の世界へと皆様を誘います。きっと目から鱗の知恵を得て、積極的に陽気に生きることにひらめくことでしょう。

<講演内容(キーワード)>
「ケガレ」とは?「祓い」とは? 比較文化的な観点も交えて分かりやすくお話します。
【氣(気)】- 天・米、気力、再生、復活
【水】- 命の源、稜威、祓い、清め、再生能力、集合体、変化、変幻自在
【神社】- 神の杜、神の社(屋根を持つ集合場所・仏教伝来)、魂の鎮まる場所、魂と語る場所、鎮守、人の心を写す所(鏡)、厳しさ、優しさ、温もり、怖さ、強さ、清め、再生、発展


第3回 言霊(ことだま)の世界

2019年9月29日開催

「おはようございます」「ありがとうございます」など、言葉を口にすると、魂が宿るといいます。「祈り」の言葉には、言語を越えて「力」があるようにも感じられます。これは逆に悪い言葉を発しても同様です。悪い言葉遣いをする人は、その人自身の魂を汚し、負のパワーを宿していきます。
神道において、「言葉」は選び出された現実に過去・現在・未来の繋がりと反省・祈りなど、連綿たる継続が未来の好転につながる努力を醸成していく道標として考慮されてきました。
さらに、言葉の要素としての音、音霊・怨霊(自己の心の偽り・嘘)、音楽といったカテゴリもお話に含めていきます。

<講演内容(キーワード)>
言葉 ― 霊、ことだま、声、霊魂の伝播、音、音霊・怨霊(自己の心の偽り・嘘)、表現、音楽